集めた年金は、ちゃんと使われているの?

年金
次男
次男

父さん、この前学校で税に関する課題があったんだよ。
調べてみると使う目的が決まっている税もあるんだって。

年金は他のことに使われていたりしないの?

父

なんか、以前、そんな感じのことでニュースになってたような気がするな。
あれは、なんだったんだろ?

年金や制度って、なんだろう?

子どもに聞かれて、うまく答えられなかった。

その経験を出発点に、このブログでは、社会保障のしくみを、ひとつずつ、いっしょに見ていきたいと思います。

使い道は法律で決まっている

「集めた年金は、ちゃんと使われているのかな?」

そんな疑問を持つのは自然なことですよね。

年金の使い道は法律でしっかり決められているんです。

保険料として集めたお金は、年金の支給や制度の運営に使われることが原則です。

グリーンピアという保養施設のこと

でも、過去には「法律に従っていたけれど、結果的に問題になった使い方」もありました。

昔、年金のお金で「グリーンピア」という保養施設が全国に作られたことがありました。

これは法律に基づいた事業ではありましたが、結果的に何千億円もの損失が出てしまい、制度の信頼を揺るがす出来事となりました。

「年金が他のことに使われていたのでは?」という印象を持つ人がいるのは、このような過去の背景があるからかもしれません。

今はどうなっているの?

その反省から、2006年には年金福祉事業団が廃止され、年金積立金の運用はGPIFに引き継がれました。

政治から距離を置き、使い道も公開されていて、透明性のある管理がされています。


「ちゃんと使われてるの?」という不安は、誰にでもあるもの。

でも、今の仕組みを知ることで、不安に感じる気持ちに、少しでも答えを見つける手助けになるかもしれません。

GPIFについては以下の公式サイトも参考にしてみてください。

[参考]
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)

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