厚生年金保険料は、どうやって決まるの?

厚生年金
長男
長男

父さん、この前、厚生年金について少し教えてくれたけど、払う額はどうやって決まってるの?

父

さあ…、国民年金の保険料はいくら払ったらいいかはわかったけど、厚生年金って、そういえばどんな仕組みなんだろう?

年金や制度って、なんだろう?

子どもに聞かれて、うまく答えられなかった。

その経験を出発点に、このブログでは、社会保障のしくみを、ひとつずつ、いっしょに見ていきたいと思います。

勤め先の給与から引かれている厚生年金の保険料って、確かにどうやって決まっているのか、気になりますよね。

その仕組みはどうなっているのでしょう。

国民年金は一律だったけど、厚生年金は違う

国民年金の保険料の額は全員一律で同じですが、厚生年金の保険料は、給与の額によって段階的に設定されます。

この段階的というのは、実際の給与額をもとに、保険料額表(等級表)に当てはめて、固定された標準報酬月額が決まるんです。 

いつの給与が使われるの?

厚生年金の保険料は、条件を満たした4月~6月の3か月間の平均給与をもとにしています。

※条件とは、各月の勤務日数が一定以上あること(通常は17日以上)です。

この平均給与を制度に沿って計算されるのが標準報酬月額です。

実は、ボーナスも関係してくるんです

ボーナスの額によっても厚生年金の保険料は変わります。
ボーナスが元になるのは標準賞与といって、年3回以下の支給が対象です。 

給与と賞与を制度の表に当てはめて計算している

聞き慣れない言葉もあるかもしれませんが、基本的に、厚生年金の保険料は 毎月の給与と、賞与が元になって決まるのです。

その計算の金額のしくみについては、また別の記事でゆっくり書いてみたいと思います。

自分の保険料って、どこで見られるの?

すでにお勤めをしているかたは、「ねんきんネット」でご自分が払っている厚生年金額がわかりますので、ご覧になってみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました