
長男
ねえ、父さん。
年金って、結局いくらもらえるの?

父
うん、やっぱりそれは気になるよねえ。
年金や制度って、なんだろう?
子どもに聞かれて、うまく答えられなかった。
その経験を出発点に、このブログでは、社会保障のしくみを、ひとつずつ、いっしょに見ていきたいと思います。
前回は「払わなかったらどうなるの?」というお話をしました。
今回は、同じくらい気になる「じゃあ、いったいいくらもらえるの?」という問いについて、国民年金の金額の目安を一緒にみていきたいと思います。
満額の年金額
国民年金を40年間納めると「満額」がもらえます
納める年金額は、月額 約6万9,300円
この金額は毎年見直されますが、現時点(令和7年度)ではこのあたりが目安です。
納めた期間によって減額される
納めた期間が短いと、もらえる額も減る
例えば、40年分のうち10年分を納めていなかった場合、受け取れる年金額は4分の1減ってしまう計算になります。
国民年金の計算式はとてもシンプル
年間の年金額=満額 × 納付月数 ÷ 480ヶ月
(480ヶ月=20歳から60歳の40年×12か月)
自分の年金額を知る
「ねんきんネット」で記録と見込み額を確認できます
日本年金機構が提供する「ねんきんネット」登録すると、ご自身の納付記録や将来の年金額をシミュレーションできます。
[参考]
日本年金機構「ねんきんネット」
「ねんきん定期便」も届きます
毎年、誕生月に届くハガキや封書に以下のことが記載されています。
- 20歳以上50歳未満の方:これまでの納付実績
- 50歳以上の方:将来の年金額見込額
[参考]
日本年金機構「ねんきん定期便」
年金って、制度の話になると急にむずかしく感じてしまいますよね。
でも、「いくらもらえるの?」という問いは、 自分の未来を考える入り口でもあります。
別の記事では「いくら払わなきゃいけないの?」ということについて書いています。

